三冠王山田哲人選手のティーバッティング再現
山田哲人選手のティーバッティングとは
山田哲人選手は複数のティーバッティングを試合前に行い、バッティングの調整を行っていることは有名ですが、それを完コピした方がいます。
それぞれのティーバッティングの目的と効果を見ていきましょう。
1.普通のティーバッティング
これは特に理由はないでしょう。
ティーバッティングを開始するにあたり、ボールに目を慣れさせ、バッティングの感覚を掴むためのウォーミングアップです。
2.ゆっくり歩きながらティーバッティング
歩きながらバットを振ることで後ろ足から前足への体重移動を意識することができます。
ボールがゆるいため、変化球を前で拾う練習も兼ねています。
3.速く歩きながらのティーバッティング
ゆっくり歩きながらのティーバッティングと同じく体重移動を意識することになりますが、速く歩きながらのため考える時間がありません。
無意識のうちに体重移動できているかの確認になります。
4.ワンバウンドを打ち返す
ワンバウンドのボールは真っ直ぐ跳ね返るとは限りません。
ボールの着地点からのわずかな時間と距離でボールの軌道を判断することになります。
カットボールのような小さな変化に対応する練習です。
5.バットをクロスさせてから打つ
バットを体の正面で「X」にクロスさせてから打っています。
最もスイングスピードが速く、力が伝わるのは体の正面と言われています。
実際のバッティングでは体の正面より投手寄りで捉えますが、体の正面で捉えた時と似たような感覚で打つためのイメージを養うための練習です。
6.後ろから投げてもらうティーバッティング
捕手寄りからトスされたボールを打ち返す練習です。
後ろから来たボールが自分の体を通り過ぎてから打つため、引き付ける時間が長くなります。
また、後ろを見るため体が開かなくなります。
フォームの悪い点を改善するための練習です。
7.スタンスを広くして打つ
腰を落として打つため、下半身の粘りが必要になります。
また低めのボールを体全体で拾いに行くことにもつながります。
下半身のトレーニングと感覚を養う練習です。
8.バランスボールに座って打つ
体が上下に揺れた状態で打つため、目線がぶれます。
この状態で打つには脳内でボールの軌道を整理する必要があります。
実際に見えるものを脳で修正する練習です。
9.横から速いトスを打ち返す
急にインコースに速球が来るとバットが振り遅れます。
これを避けるために普段からそのようなボールを目に焼き付け、とっさにバットを出せるように行います。
10.横から遅いトスを打ち返す
速い球で攻められ、急にアウトローへ遅い球が来ると待ちきれずにバットが前に出てしまい、バットが届かないところをボールが通過することになります。
アウトローをしっかり体の正面で捉えられるようにするための練習です。
11.逆打ち
片方だけでスイングすると筋力が偏ってしまうため、自分の打席とは反対の打席でスイングして筋肉を整えます。
(2016年9月30日 野球Youtuber向より)