オリックス吉田を意識したフォロースルーの大きなスイング
体が小さくても飛距離を出したい
フォロースルーを大きくすると飛距離が伸びるということはよく知られていますが、バットの重さに負けずに振り抜くことは簡単ではありません。
特にバットが重い硬式ではなおさらです。
しかし、体の使い方や力の入れ方を考えることでフォロースルーを大きくすることができるようになります。
伸筋を使ってスイングする
プロの打者はバットが背中のほうに来るまでフォロースルーができていますが、素人はバットの重さに負けてファウルラインまで回転するのがやっとという人も多いと思います。
しかし、この動画にある伸筋メソッド（筋肉を力強く伸ばす方法）を活用することで、前を大きくスイングすることが可能になります。
手のひらを広げ、肘を伸ばした時は体幹に力が入り、踏ん張ることができますが、手を握ったまま肘を伸ばしても体幹に力が入らず、踏ん張ることができません。
これは手のひらを広げると同時に肘も伸ばすと伸筋の作用により腕や背中の筋肉にもスイッチが入り、力を発揮できることによるものです。
反対に手を握ったときは肘を曲げることで屈筋に力が入り、別の部位のスイッチが入ります。
伸筋を動かすトレーニング
手のひらを広げ、肘を伸ばし、腕を前後左右に振ります。
同様に片腕を上に伸ばし、もう片方は下に伸ばし、膝の屈伸を繰り返します。
すると全身の伸筋にスイッチが入るようになります。
体を伸ばしてバッティングする
腕や足、背中を伸ばしてバッティングすると伸筋を使ったイメージで打つことができます。
体を伸ばしたままだと振り遅れるため、手首を使ってヘッドを立てる意識で打ちます。
腕を伸ばしたままのためフォロースルーが自然と大きくなり、いい当たりを打つことができます。
なお、この打ち方は伸筋を意識するための極端なフォームでの練習です。
この時感じた伸筋を使う感覚をいつものバッティングフォームに落とし込み、生かせるようになる必要があります。
伸筋を使えるようになるとフォロースルーが大きくなり、強い打球を上げやすくなります。
しかしこの時腰を支点に体をのけぞらせると腰痛になりますので、広背筋を意識して胸を張る必要があります。
くれぐれも腰痛に気を付けた上で、飛距離アップの参考にしてください。
（トクサンTV 2018年10月26日）
