背中型? 脇腹型? どちらに力を入れる?
スイングをするときに腹筋や背筋に力を入れるようにと言われますが、パワーポジションの観点からは背中主導と脇腹主導の2タイプが存在します。
タイプによってフォームを変える
脇腹に力を入れたほうが体が安定する人は、バレンティン選手のように背中を少し丸めておなかに力を入れます。
背中に力を入れたほうが安定する場合は、吉田選手のように背筋を伸ばして構えます。
ただし、どちらのタイプでも骨盤は前傾させることに注意していください。
これだけで打球の力が変わってくるでしょう。
インパクト時は下半身を一瞬止めるイメージ
ピッチングの時に踏み込み足で下半身が前に行くのを止めてそのエネルギーを上半身に伝えるように、バッティングにおいても下半身をずっと動かすわけではありません。
下半身の回転を止めることで行き場を失ったエネルギーが上半身に移り、スイングのためのエネルギーに使われます。
ヘッドを走らせようと思ったらグリップを一時停止させるイメージですが、それと同様です。
下半身を動かし続けると体が流れてしまいますので、踏み込み足側の股関節に体重を乗せたら上半身だけを動かすイメージでスイングしましょう。
(2020年6月23日 トクサンTVより)