インパクト時はバットをしっかり握る
脱力が最近のバッティングでは流行っていますが、インパクトの時はしっかり握らないとボールに負けてしまいます。
バットの芯に当たればボールから受ける衝撃をバットの重みや遠心力で十分に押し返せるかもしれません。
しかしたいていは芯を少し外れます。
金属バットと軟式球ならあまり気にならないかもしれませんが、木製バットと硬式球だとボールの衝撃を強く受け、芯を外すと外野に飛ばすのも一苦労です。
そのためボールの力に負けないようにインパクトまでは脱力してもインパクトではしっかり力を入れて打ち返しましょう。
テニスのサーブを考えてみてください。時速200キロの豪速球を脱力したまま打ち返したらラケットの面が安定せず、ボールはどこかに飛んで行ってしまいます。
プロ選手はインパクトの瞬間に力を入れて打ち返しているはずです。
野球のバッティングにおいても同じです。
腕だけで打とうとすると力を込めることはできません。
肘を体に付け、腕と体を一体化させることで体の力も使って踏ん張ることができます。
上のレベルで苦労しないためにも、インパクト時にしっかり力を込めて打ちましょう。
(2020年4月1日 JBS武蔵より)