ヒッチ、コックとは?
バッティングについて研究していくヒッチやコックという言葉を聞くことがありますが、日本ではあまり聞かない言葉なので具体的にどういったものなのかわかりずらいです。
今回はそれらの紹介です。
(2020年6月26日 JBS武蔵より)
コック
コックとはバットを親指側、背中側に倒す動きです。
構えた時にバットが寝ている状態です。
この状態から打ちに行くとヘッドが遅れて出てくるため、遠心力がより大きくなります。
その反面ヘッドが遅れて出ることになるので、振り遅れにもつながります。
パワーが無いと難しいでしょう。
ヒッチ
ヒッチはグリップを上下させる動きのことです。
主にタイミングをとるためにリズミカルに動きたい選手が使います。
肩から動かすことで肘をボールの方向に向け、バットを出しやすくしますが、腕だけで動かすとただ上下動しているだけになり、効果はあまりありません、
また捕手側にバットを引く動きが小さくなるため、深いトップを作りたい選手にも不向きです。
フライングエルボー
押し手側の脇を開けて肘を上げる構えのことです。
押し手を高い位置から押し込むことになるので、より強く押し込んでインパクトを迎えることができます。
ただし肩甲骨の動きや肩回りの柔軟性が無いと押し手側を自由に動かせないので、しっかりストレッチして使いこなせるようにしましょう。
ヒッチでワレを作る
(2020年1月14日 ミノルマンチャンネル)
ワレの動きを作るのが上手くできない人はヒッチを取り入れるとスムーズにできるかもしれません。
足を上げる時にグリップを下げ、足を下げる時にグリップを上げます。
後者の時にワレが作れます。
意識的にグリップを上げるのでトップもしっかり作れます。