インコースをアウトサイドインで引っ張る
インサイドアウトの打ち方が定着してきましたが、インコースに対してはヘッドを十分加速させることができないため、強い打球を打つには高度な技術が必要になります。
そのためインコースだけは旧来のアウトサイドインで打った方がいいのかもしれません。
アウトサイドインだとバットが遠回りするため、ヘッドの助走距離が長くなります。
アウトコースに対してこの打ち方をすると加速から減速に変わった後で打つことになるため強い打球を打てませんが、インコースに対してだと減速する前に打てるためいい当たりを打つことができます。
ただしファールになる確率も高い打ち方です。
横振りでアウトサイドインの打ち方をするとヘッドを巻き込んでしまうため、ほぼファールです。
そのためインローに対しては縦振りでスイングするとフェアゾーンに入る可能性が高くなります。
インハイに対しては体を開くことで右打者ならレフト方向、左打者ならライト方向がセンターのような感じで打ち返せます。
打ち方を複数使い分けるには練習量をこなさなければいけませんが、インコースをインサイドアウトで長打にするのはよほど体格がよくないと難しいですので、アウトサイドインをインコース限定で使うということも検討してみましょう。
(2020年8月1日 ミノルマンチャンネルより)