軸足回転で飛距離アップ
ほとんどのバッターは体のセンターラインに軸を置いていますが、筒香選手のように後ろ足のラインに軸を置いている選手も少数ですが見られます。
軸足に体重を乗せて打つ方法について見ていきます。
この打ち方では後ろ足に最初から体重を乗せているため体重移動によるブレが少なく、ボールの力をしっかり受け止めて大きな力で打ち返すことができる一方、後ろ足に大きな負荷がかかります。
そのため強靭な下半身が必要となり、練習のし過ぎで足がつる可能性も十分に考えられます。
また、体の中心に軸がある打法と比較して細かなバットコントロールは難しいように感じます。
手元で少し動く変化球に対して後ろから大きくスイングする形になるため、急にバット軌道を変えるのは難しいのではないでしょうか。
ゆえに万人ができる打ち方ではないと言えるでしょう。
標準レベルのプレーヤーの場合、疲労の面から週1程度のプレー機会なら実行してもいいかもしれませんが、練習量が多い場合は下半身のトレーニングも必要になります。
また、軟式でもハイレベルな場合はカットボールなども攻略する必要があるため、慣れるのに時間がかかるでしょう。
(トクサンTV 2017年1月12日より)