ヘッドを走らせ、スムーズに手首を返す
ヘッドを走らせるためには手首を上手く返す必要がありますが、手首の返しを意識しすぎるとこねた打ち方になってしまいます。
こねずにヘッドを走らせるための簡単なエクササイズの紹介です。
ラミレス選手のドリル
これは元プロのラミレス選手が現役時代に行っていたトレーニングです。
片手でバットの中央付近を持ち、腕を前に伸ばして水平に手首のみで振り続けると手首の少し下の部分に力が入ります。
野球の動きでは投打ともに前腕の内側にある屈筋に力が入ることが多いですが、この動きは伸筋を使いますので慣れないと上手く動かすのは難しいでしょう。
この部分の力の入れ方をマスターすることで、スムーズにヘッドを走らせることができるようになります。
バットを返すときの手首の位置は体の中心付近になりますが、この位置がヘッドが走り、かつボールに力が伝わるポイントになります。
そのため、真ん中から外角寄りのボールに対してはこのメソッドを生かせるとより強い打球が打てるようになると期待されます。
一方内角のボールに対してはもっと投手寄りで捉えることになりますので、このメソッドのように体の中心に近い位置で捉えるためには上手く体を回転させる必要があります。
場合によっては体が開いた状態になってしまいますので、まずは真ん中のボールに対して実践するのがよいでしょう。
(2017年5月26日 トクサンTVより)