インハイに対してバットを下から出す
アッパースイングは重力に逆らうため、ダウンスイングよりスイングスピードは落ちます。
しかし逆説的ですが、インコースのボールにこそアッパースイングをすることで差し込まれないようになります。
素振りと実際のスイングは異なる
打つ前はゴルフスイングのようなアッパースイングのイメージで振っていますが、実際にボールを打つ際にはバットがスムーズに出て、レベルスイングから気持ちアッパースイングになり、引っ張り方向にライナー性の打球が打てるようになっています。
頭の中のイメージと実際の体の動き方が異なるということは野球において結構あります。
極端なイメージで練習することで修正するという方法もあります。
素振りと実際の打撃が同じにならないように注意しながら進めていきましょう。
振り下ろす際のエネルギーで振り上げる
同じアッパースイングでも引き手で肘を抜くようにした打ち方ではなく、バットを下に降ろすエネルギーを使って振り上げているため、スイングスピードが維持されています。
この点を間違えないようにスイングする必要があります。
腕だけで振り上げようとすると弱いスイングになりますので、ヘッドの重さで振り下ろし、そのスピードを維持したまま振り上げることを身につけていきましょう。
注意点
素振りでは極端なアッパースイングでしたが、実際にインハイのボールを打った際はレベルスイングになっていました。
これは脳と体のズレによるものですが、頭で意識しすぎるとバットがスムーズに出てこなくなりますので、実際の打席では自然に振れるように練習する必要があります。 (2017年10月21日 トクサンTVより)