手首はスイングのエネルギーを使って自然に返す
スイングスピードを上げるために、力づくで手首を返していませんか。
無理に手首を返すとかえってパワーロスにつながります。
意識的に返さなくても、体を使ったスイングができていれば手首は自然に返ります。
体の力でバットを振ると手首は自然に返る
下半身から上半身へとパワーを伝えてスイングしますが、伝わったパワーは腕を通してバットに逃がすことでバットが振れます。
そのため、何もしなくてもバットが体を追い越すときに自然と手首が返ります。
これがパワーが一番伝わる状態です。
無理に返そうとすると下半身から上半身へと伝わったパワーがバットに届かなくなるため、スイングスピードが上がりませんし、ボールに押し負けます。
インパクトの瞬間まで手首を返さないくらいの意識でスイングを確認していきましょう。
グリップは投手方向に向ける
早くスイングしようと意識するあまり、バットのグリップを引っ張り方向に向けるとヘッドが描く孤の軌道が小さくなるため遠心力も小さくなり、スイングスピードは上がりません。
グリップを投手方向に向けることでヘッドはインサイドアウトの軌道になり、体の近くを通って投手方向へ大きな軌道を描き、遠心力が上がってスイングスピードも上がります。
グリップを引っ張り方向に向けて小さなスイングでこねるバッティングにならないように注意しましょう。
(2018年6月18日 JBS武蔵より)