Youtube動画からバッティングフォームを学ぶ

Youtubeにアップされているバッティングフォームに関する動画に解説を加えて紹介していきます。

宮川理論とは?

「宮川理論」とは? 知る人ぞ知る打撃理論

宮川理論という打撃理論を、名前だけは聞いたことがあるという方がいるかもしれません。

しかしこの理論は書籍化されているわけではなく、理論を学んだ人から直接指導で伝承される方法でしか知ることが難しいのが現状です。

ただ、数少ないですが、宮川理論について言及している動画がありました。

 

youtu.be

(2016年10月15日 qoonin TVより)

バットは下から縦回転で振り上げる

この理論は今までの打撃理論とは考え方が大幅に異なります。

まず、クリケットのようにバットを下から振り上げるイメージでスイングします。

ただ単にアッパースイングをするのではなく、クリケットのように縦回転でヘッドを大きく下げて振り上げます。

極端に言うとバットはヘッドが真下になるような状態から振り上げます。

上に打ち上げるには合理的ですが、今までの打撃フォームとは根本的に異なるため、両者の違いを脳と体が埋め合わせるのが難しそうです。

フォロースルーで手首は返さない

普通のバッティングでは腕とバットの角度が90度になるように構え、インパクトで手首を返して(伸ばして)腕とバットが180度近くになり、フォロースルーで体の近くにバットが戻ってくる際に再び90度になります。

 

しかし、この理論では意識的に手首を返しません。

インパクトまでは今までのバッティングと同じですが、インパクト後は手首を自然な状態にするため、腕とバットが180度の状態のまま体に巻き付いてくるようにします。

バットは体の回転によるエネルギーを受けるだけで、手首の返しによるエネルギーはほぼ使いません。

これはこねることを回避するためです。

上記2つを合わせると

バットを下からクリケットのように振り上げ、フォロースルーで手首を返さないようにすると、前側の肘を抜くようにスイングし、そのまま体も回し、バットが体にまとわりつくようなスイングをすることになります。

前側の肘を抜く際にバットも一緒に上がってしまうとバットを鞭のように使えず、力感が出ませんが、肘を上方向に動かしつつもバットはインパクトまでの力を利用して引き続き前方向に動かすと、肘が伸びるような動作となり、鞭のように腕とバットがしなって大きなエネルギーを生み出します。

実戦

上記の動画では素振りまででしたが、宮川理論を用いて実際に屋外でマシン打撃している動画がありました。

軽くスイングしているにもかかわらず、簡単に外野まで飛んでいます。 

youtu.be

(2010年12月28日 ginjirou712より)