軸足を後ろに蹴って流し打ちする
流し打ちの際に軸足を後ろ(捕手側ではなくベンチ側)に蹴って打つバッターをよく見かけるようになりました。
なぜわざわざ軸足を動かすのでしょうか。
軸足を後ろにずらすことで骨盤が回らず、前足に体重移動する
この動画では特に流し打ちを意識はしていません。
あくまで体重移動のトレーニングとして軸足を後ろに引くと、前足の股関節を支点に回転できるとしています。
ここがポイントです。
流し打ちはポイントを手前にするため、スイングスピードの加速と体重移動が不十分な状態で打つことになります。
しかし、軸足を引くことによって強制的に前足に体重が乗り、前側の体側に壁を作ってボールに力を伝えることができるようになります。
これが流し打ちで強い打球を打つ方法になります。
さらに、軸足を後ろにずらすことにより骨盤が回りにくくなるため、身体が開かなくなります。
インコースや高めのボールは体を回転したほうがボールが見やすく、かつ捉えやすくなるため、強い打球を打つ確率が高まりますが、アウトコースや低めのボールは体から遠いコースを通るため、身体を開かないほうが打ちやすくなります。
そのためこの打ち方は、流し打ちでミートすることにも有効な打ち方になるのです。
まとめ
これまで流し打ちの際に軸足を引くことについて理論的な説明はあまりなされていなかったと思いますが、別の練習メニューから答えを見つけることができました。
流し打ちの打球が弱い方は参考にしてみてください。
(2018年12月6日 JBS武蔵より)
流し打ちに特化した動画が後日配信されています。
(2020年2月24日 JBS武蔵より)