ワレでパワーを生み出すストレッチ
野球のピッチングとバッティングではワレを作ることで捻転差が生まれ、パワーが生まれます。
しかし、ワレは筋肉を伸ばす動きであるため、筋肉が硬いと十分なパワーが生まれません。
ワレに特化したストレッチの紹介です。
お尻を柔らかくして捻じれやすくる
野球に限らず、上半身と下半身のねじれによりパワーを生み出すスポーツは多いです。
ここではお尻を柔らかくして、体を捻じれやすくしていきます。
プレッツェル1
寝転がり、足を交差させ、右手で左足を、左手で右足を掴んで床から離れないようにします。
その上で上半身を捻じっていきます。
お尻だけでなく背骨回りの筋肉も伸びていきます。
普段の生活で体を捻じる動きはしないため、日ごろから行うとパフォーマンス向上につながるでしょう。
おしりから体側にかけてのストレッチ
プレッツェル2
プレッツェル1では上半身は背中を床につけ、足は交差させましたが、今回はその逆です。
足はそのままで、上半身はおなかを床につけます。
足を直角に曲げているとはいえ、上半身と下半身が真逆を向くため、体側が強く伸ばされます。
体側が硬いとバッティング以上にピッチングで腕が上がりにくくなり、影響がありますので、バッティングを重視していない選手にも非常に有効なストレッチです。
ワレのための体幹強化系ストレッチ
Tローテーション
片足で立ち、もう片方の足を後ろに伸ばして上げ、上半身を前に倒し、上半身と後ろにあげた足を一直線にして地面と水平にします。
これだけでも体幹の強化になりますが、ここから軸足と反対方向に、クロールの息継ぎのように上半身を捻ります。
この時、軸足の膝が動いてしまうと効果が半減してしまいます。
体幹の強さが必要ですが、軸足の膝を動かさずに上半身を動かしましょう。
まとめ
パワーアップのために筋トレに励む選手が多いですが、筋トレしたままでは筋肉は硬くなり、十分なパフォーマンスが発揮できません。
筋肉の柔らかさを出すために適度にストレッチも行いましょう。
(2018年9月11日,18日,25日 JBS武蔵より)